全建センターのトータル・マネジメント方式(TM方式)

大規模修繕工事を無駄なく、無理なく、効率的に実行するための集大成が一般社団法人全国建物調査診断センターの提案するトータル・マネジメント(TM)方式でです。
その、概念図は下記のとおりです。全建センター創立以来、研究と実績から導き出した失敗しないための大規模修繕工事はこの方式で決まりです。

1)中規模修繕・分散方式

 「中規模修繕・分散方式」とは、大規模修繕工事の項目を分散し、適時適切に実施しようとするものです。一般的に大規模修繕工事を12年周期とすると、おカネが貯まるスピードと工事をやらなければいけないスピードがアンバランスになる現象が起きやすくなります。
 さらに大規模修繕工事のあとに給排水設備工事や、電気設備、エレベーター、玄関ドア・サッシなどの大きな工事が発生します。
 この問題を改善するため、各種工事を集約させて単年度大きな工事を実施するのではなく、大規模修繕工事を範囲ごとに分散させて大きなお金を投入することを避ける方式を考案しました。この方式を採用することにより、管理組合の財政が改善することが、間違いなく可能となります。