46回管理組合オンラインセミナーVTRを大規模修繕テレビで無料公開/全建センター
一般社団法人 全国建物調査診断センター(吉野笙一理事長)は、5月31日に初めてオンラインで開催した管理組合オンラインセミナーを同センターの大規模修繕テレビで無料公開しました。
第一部は一般社団法人 全国建物調査診断センター(以下、全建センターといいます)筆頭理事の佐藤成幸講師が「アフターコロナは修繕積立金消滅の危機!」と題して講演しました。この中で佐藤講師は、新型コロナウイルス感染症拡大により激変した社会の流れの中で、管理組合の責任は18年周期の大規模修繕で修繕積立金を守り切ることが急務とし、そのための解決策として、従来業界の定説となっていた12年周期(48年で4回)でおこなっていた大規模修繕を18年(48年で2回)に伸ばすことを提案しました。
具体的には、全建センターが最近、新たに開発した「18年パック」を紹介しました。18年パックは全建センターが従来おこなってきて評価の高い大規模修繕トータル・マネジメント方式と大規模修繕セカンドオピニオン制度を組み合わせることで日常のメンテナンス管理を一括してパック契約し、大規模修繕を18年周期にしても、修理品質を維持でき、かつ、修理コストを大幅に節減できるシステムです。
第二部は、全建センターの給排水設備担当である淵上和久理事が担当しました。同理事は通常のセミナーでは、大規模修繕で最も費用がかさみ、不適切な修繕が横行している給排水設備関係での適切なポイント解説を行っていますが、今回は、急遽内容を変更して、「大規模マンションにおける感染症予防策、給排水設備の観点からの提案」をおこないました。
幸い、我が国ではマンションにおける集団感染は回避されましたが、過去に発生した香港のタワーマンションでの集団感染を事例にあげ、マンションにおける給排水設備の観点からの防御対策について具体的な説明がおこなわれました。
なお、46回管理組合セミナーを大規模修繕テレビで視聴し、同HP下部に設定してあるアンケートに回答いただいた方にはもれなく、同センターの新刊「管理組合修繕奮闘記/大規模工事貴重体験記録集」電子ブック版(閲覧URLと暗証番号開示)を進呈しています。
Originally posted 2016-09-02 09:34:26.